トノの砂金

ある採集家の思考 2015.9〜2017.4 2018.4〜2018.7 2019.1~

121g大粒採取動画

www.youtube.com 100g以上の大物採取の場所が紹介されている動画。 日本の河川と雰囲気は似ている。 掘った砂礫の量も少ない。

梅ケ島の大粒砂金

umegashima.blogspot.com 60g、記録上は関東最大?

youtube樹形金ナゲット

以前、北海道からの出品オークションで見かけた、おそらく、もう既にこの世に存在していないであろう、樹形金の集合体ナゲットに近いものをyoutubeで見つけた。 中盤5分あたりからナゲットが出てくる。ベーチャン川でも、この手のナゲットが眠っている可能…

探さない割り切り

砂金の多くは川底の岩盤上にある。人が到達できる場所かどうかは別として、川全体で考えた場合には、吹き上げや堆積などの砂の中に存在する砂金の方がレアケース。北海道の川のように、砂の中からでもたくさん採取できるような川であれば、実は岩盤上にはも…

藻の生えた砂金

前回、大型台風で移動した砂金であると推測した理由は、深場の川底で見える状態で発見した際に、砂金表面の窪みや細かい石英の部分に付着していた藻の状態による。生え方にムラはなく、藻の長さは5㎜程度で綺麗に揃っていた。周辺の石や岩盤に付着した藻も新…

一番大きな砂金は運

一番大きな砂金は運、二番目に大きな砂金が実力。占冠で椿重助氏が昭和7年12月2日に龍爪107g、同12月30日に蓑亀318gと2つの大粒を採取したように、大粒採取が運ではないことを自分でも確信したかった。2つ目の大粒採取は、大型台風から半年ほど経過していて…

本の続編が出ました。

http://www.amazon.co.jp/dp/B089MFSR1F 本の続編が出ました。 前書を仲間に内緒で購入後、大粒採取に成功した方、セオリーにこだらない点が目からウロコと感想を下さった方など、前書に良い感想を持っていただいた方に向けて、新たに書き下ろしました。今回…

Q&A(その2)

本を購入下さった方からお礼と質問を頂きました。 Q:表紙の砂金データは? A:場所:関東 水深70cm流芯にて 採集日:2018.7.7 重量:55g Q:本の販売部数は? A:50~60部 Q:バール、メガネ、カッチャ、ピンセットの次に重要なものは? A:角度調整済みのジ…

溶かさないで下さい。

奇形金あるいは樹形金の集合体で14g。 オークションで8/16に落札されたもの。 拡大すると樹形金の破片がはっきり見える。白いのは指。 この小さなサイズの樹形金はレプリカではない。本物です。 出品は北海道。ペーチャン川か。 紙は和紙か、みの紙っぽいか…

紙の本になりました。

ブログが紙の本になりました。 https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07RQ3V81M 内容は以前紹介した電子書籍と同じです。 オンデマンド本で、注文があるたびに1冊づつ印刷され、amazonから発送されます。 国会図書館へも納本済み。 「ある採集家の思考と美…

大地の砂金

「大地の砂金」は言わずと知れた掘り師のバイブル「砂金掘り物語」の再販本であるが、何度読み返しても読みごたえのある名作である。実在の人物からの聴き取りをベースにした記録文学、といったところであるが、記録文学で数々の砂名作を残した吉村昭にも負…

成長しない派

砂金は成長して大きくなるという人もいるが、自分は成長しないと考えている。二つ重なったところに衝撃が加われば、つながるのかもしれないが、大粒砂金のほとんどは最初からその大きさであり、削れて小さくなることはあっても、大きくなることは奇跡のよう…

樋がけ

昔の砂金採取の写真でたまに見かける。趣味の砂金掘りの感覚からするとスルースに見えるかもしれないが、樋の大きさや構造、周辺状況から、おそらく主目的は底まで掘るための迂回水路である。事業であれば底まで浚うのは当然であり、水が無いために掘れない…

段差ではなく椀

<トノの秘伝シリーズ②> 砂金は段差にたまる、と入門書には書いてある。確かに、段差にあることは多い。しかし砂金が全く溜まらない段差もあり、必ずしも段差=砂金たまりではない。平面で見たときに流れの方向に対して横か縦か斜めかであるとか、断面で見…

カーブではなくストレート

<トノの秘伝シリーズ①> 砂金はカーブの内側にある、と入門書には書いてある。確かに、砂がたまるのはカーブの内側である。パンニング採取の場合には、砂と一緒に砂金を採取しなければならないので、それが定説となっているのかもしれない。しかし、メガネ…

④深場の掘り方1

新シリーズ④<深場の掘り方1> メガネ未経験者がいきなり水深1mの盤上グレインを採取するのはやはり無理と断言できる。まずは水深20センチ位のメガネ掘りに慣れてから徐々に深くしていかなければ難しい。自分の場合はこの徐々に深めていく過程で、深場を掘…