探さない割り切り
砂金の多くは川底の岩盤上にある。人が到達できる場所かどうかは別として、川全体で考えた場合には、吹き上げや堆積などの砂の中に存在する砂金の方がレアケース。北海道の川のように、砂の中からでもたくさん採取できるような川であれば、実は岩盤上にはもっと多くの砂金が眠っていると考えている。
そのように考え、岩盤に到達するまでは一切砂金を探さずに堆積を除ける。堆積中に砂金が含まれている可能性はもちろんあるが、それは無視して探さない。その探さない割り切りが、限られた時間でより多くの砂金を採取する唯一の方法だと思う。
同様に、大粒砂金の多くは流芯の川底にあると信じている。大粒しか狙わないのであれば、流芯以外は一切探さない。流心がはっきりしない場所も探さない。ある川の流心底をすべて辿ることができれば(深くて難しいが)、その川の主をゲットできるかもしれない。
体力も時間(=命)も限りがある。